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真央ジャンプ散々V絶望6位/フィギュア

世界女王の浅田真央(18=中京大中京高)が、女子SPで大きく出遅れた。3回転+3回転の連続ジャンプと3回転ルッツが決まらず、57・86点。SP6位は05年のシニア転向後ワーストタイで、SP世界歴代1位の72・24点で首位に立った金妍児(18=韓国)との14・38点差は過去最高差となった。タチアナ・タラソワ・コーチ(61)が不在で、大会前からの不調を立て直せず、連覇は絶望的になった。

 浅田が取材エリアで報道陣に対応している時だった。その声が「キャーッ!」という場内の大歓声に、かき消された。直後に滑った金妍児がSP世界歴代1位の得点をたたき出した瞬間だった。2人の明暗が浮き彫りになった。

 ジャンプが決まらなかった。最初の3回転+3回転は、後半の着氷が乱れ、回転不足とみなされた。今季1度も成功のないコンビネーションは、またも失敗した。かねて苦手の3回転ルッツは、2回転になった。SP6位は、07年12月のGPファイナル以来のワーストタイだった。

 原因はメンタルか? それとも技術の問題か? 「そうですね…。両方がそろわないと、やっぱりうまくいかないです」。練習でも失敗が続いたルッツは「(カナダに)来る前からうまくいかなかった」と打ち明けた。「不安があったか?」の問いには「はい」とうなずいた。

 昨年12月の全日本選手権で3連覇を果たした後、今年1月中旬から約2週間、タラソワ・コーチのいるロシアで合宿する予定だった。しかし、アシスタント・コーチが来日することで、国内での調整に変更。右往左往した上、結局は今季初めてタラソワ・コーチが同行しない大会になった。

 コーチが不在の理由は、身内の体調の問題、フィギュアのテレビ番組出演など、関係者から諸説浮上する。影響について浅田は「そうではないと思います」と否定したが、日本連盟の吉岡伸彦強化部長は「ルッツで悩んでいるように見えた。でも技術的なことは、プロインストラクターの仕事。連盟の立場では、本人に聞いて『こうしよう』とは言えない」と話した。

 金妍児との点差を考えると、逆転Vは難しい。何より、連覇が懸かる世界選手権(3月、ロサンゼルス)へ向け、不安が残った。


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